日常生活を送る中で、学校で習ったことで役に立ったな、勉強しておいて良かったと感じることはありますか。その逆に、例えば年末調整のやり方、年金について、保険についてなどもっと実践的な必要なことを教えてほしかったと思うことの方が多いのではないでしょうか。
電子部品販売を全世界規模で行うRS Components(イギリス本社)がイギリスに住む2000人に現在学校で教えられている科目で最も重要なのはどれであるか調査を行ったところ、下記のようなデータになりました。
パンデミックによりホームスクーリング(学校に行かずに家庭で学習を行うこと。)を始めた家庭の数が増えるなど、以前よりも更に親の子供の教育に対する認識が深まりました。
- 英語 66%
- 数学 65%
- 科学 43%
- コンピューティング(情報) 42%
- 性教育 29%
- 歴史 26%
- 体育 26%
- 外国語 21%
- デザイン&テクノロジー 14%
- 市民性・シチズンシップ 14%
- 地理 13%
- 音楽 7%
- 美術 7%
- 宗教教育 6%
母国語である英語が1位の結果になりましたが、これはやはりきちんとした言葉で意思疎通が出来ることは社会に出てからも、日常生活においても、重要な要素になります。
続いて数学、科学、コンピューティングと理系の科目が上位を占めています。AI技術の進歩が著しく、あらゆるものがスマート化、電気化していく中でやはりその技術に対応できる能力がある人材が今後は世界中で求められることになると言われています。日本でもIT人材不足の拡大が懸念されており、プログラミング教育の必修化が導入されました。また、DMOメディアの調査によると、2018年から2021年の三年間の間で、日本のプログラミング教育市場は約二倍に跳ね上がり、コロナ渦の中でも前年比125%と成長を広げています。
今後も世界中でどういったIT人材獲得に向けた国での対策が行われるのか、どのように子供に興味を持たせるのか、そういったところに注目です。
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