ブルボンバニラの産地レユニオン島流の香りの楽しみ方|バニラシュガー&エキストラクト
先日までフランスの海外県レユニオン島に行っていました。レユニオンはブルボンバニラの生産で有名なところ。
最近はバニラの値段が高騰しているそうですが、ラッキーなことにこんなにいただいてきました!
今日はレユニオンのバニラのお話と、お菓子にバニラビーンズを贅沢に使う以外の長持ちして気軽に楽しめるバニラの使い方をご紹介します!
レユニオンのバニラ
バニラビーンズが使われているコンビニスイーツなどで見かけるのはマダガスカル産やタヒチ産のもの。ほかにはインドネシアなども産地だそうですが、レユニオンも少量ではあるもののバニラを生産しています。
レユニオン産はブルボンバニラと呼ばれて品質の高さで有名なのだそうです。
滞在先の近くで毎週土曜日にやっていたマルシェにも、バニラが売ってました。種類が豊富で大量な唐辛子とショウガの間に黒く輝く物体。
これがバニラです。このお店では3本5ユーロ(約600円)、6本10ユーロ(約1,200円)で販売していました。
近年はバニラの値段が上がってきているそうですが、それでも日本に比べると安いんじゃでしょうか。
ところで、日本で売っているバニラエッセンスは安価なものには合成物も出回っているそうです。私が昔使っていたのは合成だったのかもしれないと思ったのは、数年前に夫の実家で初めてレユニオンのバニラの香りをかいだ時。
それまでお菓子作りに使ってきて知っているバニラの香りとは明らかに違ったんです。香りを言葉で表すのは難しいですが、自然で優しいバニラの甘い香り。
バニラの使い道
バニラシュガー
お砂糖にバニラを丸ごと入れておくだけ。しばらくすると砂糖にバニラのいい香りが移ります。これをコーヒーや紅茶に入れるだけで、ほんのりバニラの香りがするドリンクの出来上がりです。
バニラビーンズを取り除いた後の房だけを砂糖の中に入れるだけでも十分いい香りがします。お菓子作りの後に房を捨てないで、ぜひバニラシュガーを作っていただきたいです。
バニラエキストラクト
こちらも簡単です。バニラビーンズを、ウォッカやテキーラなどのアルコール度数の高いお酒につけておくだけ。少しづつ色が変わってきてバニラの香りがアルコールに移っていきます。
上の写真はずっと前に作ったもの。確かウォッカを使ったはずです。お菓子作りの時にバニラエッセンスと同じように(分量はもっと多め)使います。
昔ブログでご紹介したことがあるレイチェル・クーはラム酒に漬けていました。
ちなみに、レユニオンではラム酒の原料となるサトウキビの栽培が盛んです。そしてラムアロンジェという、ラム酒にフルーツなどを漬け込んだお酒も有名なんですが、中にはバニラを漬け込んだものもありましたよ。
お菓子に使うならラムだと独特の風味があるので、他のお酒を使ったほうがいいですね。レイチェル・クーも多分あれは飲むためのものだったんだと思います。
せっかく手に入れたバニラもしばらくすると乾燥して固くなり、ビーンズをこそぎとることができなくなってしまいます。そういう古いバニラもこの二つの使い方をすれば長く楽しめますよ。
ちなみにデザートに使うイメージが強いですが、ロブスターやホタテなどのシーフードと合わせてもいいんですよ ^^ 。
もしバニラが手に入ったら試してみてくださいね。本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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