「嫁」を意味するフランス語が素敵な件

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「嫁」を意味するフランス語が素敵な件


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結婚後初めてフランスの夫の実家に滞在した時のことです。

義父が私のことを「belle fille」と呼びました。bell=「美しい」、fille=「若い女性、娘」なので、褒められているのかと思い一瞬照れてしまいました。

でもすぐに夫の解説が入って違うことが判明しました。belle-filleには「義理の娘(嫁)」という意味もあるんです。

照れたのが本当に恥ずかしい……。

日本語の「嫁」という単語と配偶者を表す言葉

日本だと「義理の娘」という言い方はあまり使わず、「嫁」という言葉のほうが一般的ですよね。この言葉からは旦那さんの家に入るという家制度が連想されます。

だからか、男性が奥さんを「嫁」と呼ぶことに批判的な見方をする方もいますよね。私もあまり好きじゃないかな。でももっと抵抗があるのは他人が誰かの奥さんのことを「○○さんの嫁」と呼ぶことです。あくまで個人的にですよ。

習慣的に使われているだけかもしれません。厳密には意味合いが違いますが、日常会話では特に気にせず使うことがほとんどですもんね。嫁、妻、奥さん、家内…。

逆も同じです。ブログでは私は「夫」という言葉を使っていますが、いまだにしっくり来ていないです。主人?旦那?

日本語は同じ人を指す言葉でも、立ち位置によっていくつも単語があるから選ぶのが難しいです。フランス語で夫は「mari」、英語なら「husband」で迷わずに済むのですが……。

フランス語の義理の家族の呼び方

義理の娘belle-filleだけでなく、義理の○○は、「美しい」を意味する単語「beau(男性形)/belle(女性形)」をつけて表します。義理の息子はbeau-fils、義父はbeau-père、義母はbelle-mèreです。

日本とは違って旦那さんが奥さんのことをbelle-filleと呼ぶことはありません。

義理の家族を表すときになぜ「美しい」という単語使うのかを調べてみたんですが、はっきりとは分かりませんでした。でもきっと日本とは全く違う発想から生まれたんでしょうね。

同じことを意味する言葉でもこんなにも印象が変わってしまいます。呼び方を変えたからと言って嫁姑関係が突然良くなるわけではありませんが、こっちのほうが使ってて気持ちがいいと思いませんか?

おわりに

ちなみに英語では、daughter in law「法律上の娘」です。こちらはうって変わってずいぶん事務的な感じがしますよね。他の国はどうなんでしょう?比べてみると文化や背景の違いが見えて面白いかもしれませんね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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