カナダってどんな国?海外ドラマ『ママと恋に落ちるまで』から分かったカナダの特徴7つ
カナダ移住が決まったものの、考えてみれば私はカナダのことをあまり知りません。
印象に残っているのは、海外ドラマ『ママと恋に落ちるまで』に登場するカナダ出身のロビンです。
『ママと恋に落ちるまで』はフレンズによく似ているシットコムで、ニューヨークに住む男女の物語。以前こんな記事も書きました。
そこで、このドラマに出てくるジョークをヒントに、カナダがどんな国なのか調べてみました。
メートル法
ドラマではロビンがリリーのカード負債額の大きさを、カナダの4,000メートル超のウォディントン山の高さに例えます。その時アメリカ人のリリーは「なにそれ?」という反応。
アメリカはヤード・ポンド法を採用しているため4,000メートルと言われてもピンとこないんですね。
実際にはヤード・ポンド法を使う場面はあるのですが、カナダではメートル法を採用しています。メートル表記になれている日本人にとってはなじみやすくてありがたいです。
銃
ロビンは銃マニアという設定です。銃を使った事件のイメージが強いアメリカの上に位置するカナダ、銃保有率や銃に関する犯罪率はどうなのでしょうか?
Small Arms Survayという調査によると、民間人による銃の保有数はアメリカがトップで約270,000,000、カナダは13位の9,950,000です。住民100人中アメリカでは89人、カナダでは31人が銃を保有している計算になります。
銃による死亡事件は年間アメリカが9,146件、カナダが173件となっています。
100人当たりの銃保有率0.6人、2014年の銃による死亡事件は6人という日本と比較するとまだまだ多い印象ですが、国境を共有するアメリカと比べるとかなり低いです。
こちらはカナダの銃犯罪発生率について言及しているマイケル・ムーア監督の映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』。
【参考サイト】
Small Arms Survay、How Japan has almost eradicated gun crime – BBC News
自分がぶつかられても謝る
ロビンがNYのカナダバーに行ったとき、目の前にいる男性が本当にカナダ人なのか知る方法として、自分からぶつかってその男性が謝るか確認していました。
これはアメリカ人の間でよく知られたステレオタイプだそうですが、実際カナダ人はよく謝るのだそうです。
こちらの記事にも、人がぶつかってきたときに謝ると書いてあります。なんと自分が交通事故の被害者でも加害者に向かって’Sorry’を言うことがあるのだそうです。
日本人は’Excuse me.’を使うべきところで、日本語の「すいません。」の感覚で’Sorry’と言ってしまうから気を付けるよう言われることがあります。
でもカナダではこの感覚で’Sorry’を使うと、かえってなじめるのでしょうか。
カナダの英語
カナダ英語の中でもドラマに頻繁に出てくるのが、outの発音です。あえてカタカナにするならば、オウトやウートに近い音で発音します。
ドラマの中では大げさに言っていますが、実際一部のカナダ人がしゃべっているのを聞くとやっぱりオウトに近い形で発音しています。Aboutもアバウトではなくてアブートに近い発音です。
このカナダ人ユーチューバーのビデオをご覧ください。カナダ英語(特にAboutの発音)について話しています。
彼はかなり分かりやすく「アブート」と発音していますね。フランス語がメインのケベック州の方が話すフランス語なまりの英語についてもコメントしています。
また、語尾につける「eh?」もカナダ英語として有名です。これは私の大学時代の先生もよく言っていて印象に残っています。
‘right?’に近いニュアンスで、’The weather is nice, eh?’という用法が一番知られています。先生もこの表現をよく使っていました。
牛乳は袋入り
日本では牛乳と言えば牛乳パックに入っているイメージしかないです。海外では取っ手と蓋が付いたプラスチックボトルに入っているものもよく見かけます。
でもカナダ(主に東部)では牛乳が袋入りで売られています。それがこれ。袋ごとミルクピッチャーに入れ、復路の端をちょこっと切って使うそうです。
この牛乳、カナダに引っ越したら買ってみたいです。カナダ他には旧ソ連諸国やイスラエルなどでも販売されているそうですよ。
感謝祭の日がアメリカと違う
アメリカのドラマや映画で良く登場するサンクスギビングはカナダにもありますが、違う日にお祝いします。
ドラマの中ではカナダのサンクスギビングを「本物」と呼ぶロビンをバーニーが面白がるシーンがありました。
アメリカは11月の第4木曜日なのに対して、カナダでは10月の第2月曜日にお祝いします。1か月以上違うんですね。
紙幣
バーニーが「どこかのボードゲームのお金みたいだ」と馬鹿にしていたカナダの紙幣はこんな感じ。
カラフルでポリマー素材、右寄りの縦のラインは透かしで透明になっています。確かにアメリカドルに比べて「ボードゲームのお金」と思ってしまうのも無理もないかも!?
おわりに
他にドラマの中に出てくるカナダジョークは、暗闇が苦手(誰でもそうじゃない?)、本物の国ではない(ひどい!)などがありました。
(これらはアメリカ人の間でよく言われるカナダ人に対するステレオタイプだそうです。)
少しだけカナダがどんな国なのか分かってきました。と言っても今はまだ調べた情報や想像の域を越えられないので、現地で自分で体験するのが楽しみです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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