1歳児と滞在して分かった!パリが子連れ旅行者に優しくないと言われる理由4つ
先日まで1歳の娘と2か月ほどパリに滞在していました。
パリは子連れでは大変そうだろうなと思っていましたが、調べてみると英語系のサイトなどでも「小さい子供連れでの旅行には向かない場所」と書かれていることが多いです。
ではなぜ向かないのか。私が今回の滞在で感じた子連れパリの不便なことや大変だと感じたことをまとめました。
メトロ
エレベーターはほぼなく、メトロの入り口もホームまでの道も階段が多いです。それに改札も日本のものに比べると狭くてベビーカーでの移動は大変。
特にこういう改札には本当に困りました。
29 Best Tours and Things To Do in Paris with Kids – The 2017 Guide
このバーを自分の体で押して入っていくんですが、娘を抱っこして折りたたんだベビーカーを持ってではうまくいかずにつっかえてしまいました。
困っていると、どこからともなく女性がやってきて娘を抱っこしてくれ、バーを下からくぐって出てきなさいと教えてくれました。
後で調べて分かったことですが、子連れの場合はバスを使うべしとコメントされている方がほとんどです。
東京の電車の感覚で乗ってはだめですね。リサーチ不足でした。
ですがバスは降りる場所が分かりにくいので旅行中の方は上手に使いこなせないもの事実。メトロに乗りたい場合はベビーカーではなくてせめて抱っこ紐を使うと少し楽になるかもしれません。
らせん階段・工事中・段差
らせん階段。いかにもパリという感じがして、初めてパリに来た時にはホテルの階段の写真を撮ったことを覚えています。
「独特の雰囲気がして素敵♪」と当時は思っていましたが、子連れともなるとそんなことは思っていられません。
ステップの幅が均等じゃないのでただでさえ歩きにくいのに、ベビーカーを持って上がっていくのは足を踏み外すんじゃないかと毎回ひやひやします。
それから街中で通りの工事が多くて足場が悪かったり道が狭くなっています。石畳でベビーカーを押すのが大変だろうとは思っていたのですが、それ以上に工事によってベビーカーでの身動きがとりにくいです。
そして段差。お店や建物の入り口がスロープになっていることはあまりなく、段差が必ずと言っていいほどあります。それもかなりの高さの。
ベビーカーの足元を踏んで持ち上げて越えるのが大変な高さです。
日本のものに比べてこちらのベビーカーのタイヤが大きくてがっしりしているのは、この段差に対応するためなんでしょうね。
タバコ
日本では歩きたばこを規制している自治体が多いです。それでも時々喫煙している人を見かけて嫌だなあと思っていました。
が、パリは歩きたばこをしている人の多いこと!
不特定多数の人が集まる屋内での喫煙は2008年に禁止になったそうですが、屋外で煙草を吸うことについての決まりがないパリ。多くの方が歩きながらプカプカ吸っています。
子供が遊んでいる公園や広場などでも吸っていたりタバコの吸い殻が落ちているので、ちびっ子たちが間違えて食べてしまわないか心配です。
赤ちゃん連れで外食する場所
ある程度ちゃんとしたレストランなら小さい子供がいけないことは分かります。でも普通のカフェなどでも、子供が行くのに向いているとはあまり思えません。
日本だと何も言わなくても子供用の食器やハイチェアを用意してくれたのですが、そういうことはまずありません。
それに席同士がとても狭いのでベビーカーで入るのが億劫ですし、少し解放感のあるテラスでは煙草を吸っている人がいます。
現地の人はベビーシッターなどに預けてレストランに行くようですが、旅行者となるとそういう訳にもいかないですよね。
チェーンのレストランだとキッズメニューなど子供連れでも過ごしやすい工夫をしているお店がありました。
おわりに
今回1歳児とパリで2か月過ごしてみて、以上のことが大変だと感じました。でも必ずと言っていいほど手を貸してくれる方がいたのは本当にありがたかったです。
もしタイミングを選べるなら、せめて自分の足で歩いて大人についてこられるようになってからにした方がいい気がします。
家庭の事情などで行く時期を選べない場合でも、事前に状況を知っておけば対策がとれるのではないでしょうか。参考にしていただけたら嬉しいです。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
★赤ちゃん連れ海外旅行について他にはこちらの記事もどうぞ!
Comments