見習いたいフランス人の引き寄せ習慣:私がフランスを好きな一番の理由はこれだったんだ!
私が初めてフランスに行ったのはイギリスに住んでいた頃。フランスの知識といえば大学時代に1年間だけ勉強したフランス語のみ。
それなのになぜか突然フランスに行きたくなって、二日後の長距離バスとホテルを予約したのがきっかけでした。
いろんなパリの姿
早朝まだ暗いうちにパリに着き、タクシーでホテルへ。映画に出てくるような街並みと、歴史のありそうなホテルのらせん階段にワクワクしたのを覚えています。
モンマルトル、エッフェル塔、オルセー美術館、シャンゼリゼ通り。2泊3日の滞在でパリ観光の王道コースを制覇し、すっかりフランスが大好きになってイギリスに帰ったのでした。
日本に帰国してきてもフランス熱はおさまることなく、フランス語やフランスの文化などについて勉強し始めます。フランス人の友達もたくさんできました。
そして2回目のパリ。今回はフランス人の知人が一緒だったので観光ではいかないような場所にも連れて行ってもらい、落書きだらけのメトロや見るからに治安の悪そうなストリートなど含めフランスの生活や現実が見える旅になりました。
一回目と大きく違うパリに戸惑うこともありましたが、その後他の都市も旅して、いろんなフランスの姿を見てきました。
フランス人の特徴とは
そして気が付いたのです。フランスの人たちは良い意味でも悪い意味でも自分勝手であることを。
ピクニックにて
素敵だなと思った出来事を一つご紹介します。
あるときフランス人グループとピクニックをすることになりました。 「早く起きてお弁当を作らなきゃ!」と私は思ったのですが、その必要はないと言います。
むしろ「何でわざわざそんなことをするの?」といった様子。
どうするのかと思ったら、バゲット、チーズ、ワイン、ハムと担当を決めて当日目的地の公園に行く途中で、それぞれ担当の物を買って現地に集まるのです。 そして現地ではバゲットを手でちぎりチーズやハムを挟んでその場で即席サンドイッチを作り、ワインを開けて楽しみます。
わざわざ早く起きて頑張ってお弁当を作らなくても、こんなに素敵なランチができました。頑張らないのに楽しいし、なんだかとってもおしゃれ!
夜行バスにて
こちらはイラッとした出来事。
夜行バスでフランス人4人と一緒に東京から京都に旅行に行ったことがありました。途中のサービスエリアで休憩が入り、みんなトイレに行ったり飲み物などを買いに行きます。
他の乗客は全員日本人。みんな集合時間の10分前には車内に戻っていました。それなのに私が一緒だったフランス人は誰一人戻ってきていない!
グループで日本人は私だけだったからか、他の乗客はみんな私の責任であるかのように私のほうを見るし、間に合わなくて置いて行かれたらどうしようとやきもきしながら彼らの戻りを待っていました。
でも当の本人たちは全く気にする様子はなく、ぎりぎりでもゆっくり歩きながら談笑をしてやってきます。本当にこのときはイラッとしました。
フランス人と引き寄せの法則
それでもやっぱり私はフランスが好きなんです。 なぜだろうと考えた結果、気が付きました。フランス人の生き方が引き寄せに通じるからなんだ!
自分の気持ちに正直で、好きなものに忠実(嫌なものは嫌)。決して頑張りすぎたり無理したりしないし、自分らしくマイペース。背伸びをして無理をしなくても、人生は十分楽しめることをよく知っているのです。
「~しなきゃいけない」「みんなが~しているから私もそうする」というような考えはありません。
おわりに
自分の良いと思うものやことを選んで、頑張らないで人生を気持ちよく楽しむ姿は、苦労することが美徳で、空気を読んで行動する日本人の対極にあるのかもしれません。
日本人の私は当然フランス人の行動にイラッとすることもあります。
だからきっと、フランスと私の’love and hate relationship’はこれからもずっと続くのでしょう。
でもそんなフランス人の生き方から見習うところはたくさんありそうです。
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