結婚しない国?フランス出身の夫が法律婚を選んだ理由を聞いたら意外な答えが返ってきた

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結婚しない国?フランス出身の夫が法律婚を選んだ理由を聞いたら意外な答えが返ってきた


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もう何年も前のことになりますが、私たちが結婚がすることになってから実際に婚姻届けを提出し受理されるまで、母はずっと心配だったそうです。

「フランス人は結婚しないらしいけど、彼は本当に結婚する気はあるのか?」と。

フランスは恋愛に奔放だったり、結婚しないというイメージが強いのでしょうか。「アムール(愛)の国」と呼ばれることがありますからね。フランス婚なんて言葉も流行り(?)ましたし。

そんなフランスのカップルの形についてはこちらのサイトが分かりやすくまとめてくれています。

ではフランス出身の夫がなぜPACSや事実婚ではなく法律婚をすることにしたのか、今更ですが聞いてみることにしました。

PACSや事実婚ではなく結婚を選んだ理由は?

ねえねえ、どうしてPACSとか同棲じゃなくて結婚しようと思ったの?

どうでもよかったから。

何それ(怒)!?

ロマンティックな返事をくれるのかな~なんて淡い期待をしていたのに、「どうでもよかった」ってなんだ!?少しこれは解説が必要ですね。

結婚という制度に反対も賛成もなく、重きを置いていない。この人と一緒に生きていこうという気持ちが大切なのであって、もうその気持ちは確かめたから、制度や形は「どうでもよかった」んだとか。

ならば、結婚の意味合いが社会的に大きい日本出身の私に合わせよう、ということだったんだそうです。

でもフランスは離婚が難しいという理由で結婚せず、もっと楽なPACSを選ぶ人も多いと聞きます。

それについては?

愛がなくなれば、同棲だろうがPACSだろうが既婚だろうが離れるだけ。だからそれは自分にとっては結婚しない理由にはならなかった。

なるほど。「どうでもよかった」にはビックリしましたが、説明を聞いてみるとなかなか素敵な答えをいただきました(笑)。

日本の結婚についてどう思う?

日本人の友達や日本人とお付き合いしているフランス人の友達と話す中で、日本の結婚について色々と思ったことがあったそうです。

夫にとっては、20代後半になったとたんに結婚結婚と焦るのは不思議で、何歳になったからとか親が望むからという理由で、一斉に同じくらいの年代で結婚しだすのは不自然に感じるそう。

日本では結婚が社会的に意味することは多いみたい(一人前、世間のプレッシャーがなくなる、子供の戸籍面など)だけれど、手続きの簡単さや気持ちより形を気にすることなどから結婚そのものの重さはフランスより軽いと感じる、とも言っていました。

フランスでは日本社会のように既婚であるかが重視されるということはありませんが、結婚はキリスト教的な意味合いが強くかなり重いことなんだそうです。

他にも恋や愛という人の感情を国家が管理したり親や知人がとやかく言うのはおかしい、自然じゃない。自分の好きな時に好きな人と結婚してもしなくても自由のはずなのに、ということも言っていましたよ。

おわりに

フランスは日本とは結婚の意味するものや手続きが違うので、法律婚という方法をとらないカップルがいるというのも事実ではあります。

ですが、母のようにフランス人「だから」結婚しないと思い込んでしまうのはかなり雑な決めつけですね。

人それぞれ考え方や関係性は違うので、国際結婚だろうが日本人同士の結婚だろうが、結局は本人同士が話し合って理解して納得して決めることではないでしょうか。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

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