ホワイトソース不要!簡単ポテトグラタン「グラタン・ドフィノワ」【フランスの家庭料理レシピ】
いつも行くスーパーに月刊の無料レシピ冊子があります。今日買い物に行ったら9月のものがおいてありました。表紙は紅葉と炊き立てのご飯にサンマ!まだ暑い日が続きますが、もう秋なんですよね。
これから寒くなっていくと、煮込み系やオーブン料理が美味しくなります。まだ少し早いかもしれませんが、今日はグラタンのレシピをご紹介します。
グラタンの面倒なところはホワイトソースを作ることですが、今日は作らなくてもいいので超簡単♪ 材料も少なくて楽ちんな、フランスの家庭料理です。
グラタン・ドフィノワ(Gratin Dauphinois)(2~3人分)
材料
- じゃがいも……2個
- 牛乳……150ml
- 生クリーム……100ml
- ナツメグ……少々
- ホワイトペッパー…少々
- 塩……少々
- ニンニク……半かけ
- バター……小さじ1程度
作り方
- オーブンを200℃に熱しておく。グラタン皿やココットに半分に切ったニンニクをこすりつけ、そのあとバターを塗っておく。
- じゃがいもの皮をむき、スライサーや包丁で薄くスライスする(2~3㎜)。
-
鍋に1のじゃがいもを入れ、牛乳とクリームを1.5:1くらいの割合でひたひたになるくらいまで注ぐぎ、塩、ホワイトペッパー、ナツメグ、1で使ったニンニク(つぶす)をいれる。
-
2を火にかけ10分くらい煮る。じゃがいもに火が通るか通らないかくらいのところで火を止め、ニンニクを取り出す。
- 4をじゃがいもを崩さないように1のグラタン皿に入れ、オーブンで表面がきつね色になるまで焼く(約20分)。
今日はじゃがいもに少し火を通してからオーブンに入れましたが、全くコンロを使わない方法もあります。
1のステップが終わったら、スライスしたじゃがいも、調味料を入れた牛乳・ミルクをすべてグラタン皿に入れ、そのままオーブンに投入します。
このやり方の場合は時間が1時間~2時間くらいかかるらしいので、私は今日ご紹介した時短バージョンでいつも作っています。
おまけ:チーズ論争
グラタンと聞くとチーズをどうしても入れたくなってしまいますが、ちょっと待ってください。グラタン・ドフィノワにチーズを入れるかどうかについては、ずっと論争があるんです。
イギリスBBCのレシピサイトにはこんな厳しいコメントがありました。
OUCH!! This should not be called ‘Gratin Dauphinois’ if it contains Cheese. I happen to be someone actually coming from the Dauphinee region of France (the famous Gratin Dauphinois originates from there) where we consider adding cheese a sacrilege as it actually allienates all the good flavour from the potatoes, herbs, garlic and cream. I strongly suggest to remove the cheese from your preparation and enjoy this amazing dish full of flavour or…. Just to simply call it a ‘potato gratin’ instead of Grating Dauphinois
日本語訳:
「チーズが入っているならグラタン・ドフィノワと呼ぶべきではないです。私はグラタン・ドフィノワ発祥の地フランスのドフィネ地域出身ですが、チーズを入れることによってじゃがいも・ハーブ・ニンニク・クリームの味を台無しなってしまうため、私たちはこれを冒涜行為だと考えます。このレシピからチーズを削除することを強くすすめます。もしくはグラタン・ドフィノワではなく、ただのポテトグラタンと呼んでください。」
シンプルな材料には、ちゃんと理由があったんですね。チーズを入れるレシピもたくさん見かけますが、本物の作り方に従って私のレシピには入れてません。
おわりに
ステーキやグリルしたチキンなどの付け合わせとしてお召し上がりください。または、上のコメントを書かれた方に怒られてしまうかもしれませんが、ほうれん草やベーコンなどを加えればそれだけで十分満足できるお料理になりますね。
涼しくなってくる季節にぴったりの料理だと思います。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪
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